岩手(2)

それで松川温泉のほうにマイナーな道を降りたのだが、姥倉山のあたりから松川温泉らしい場所が見えるので嬉しくなり、宿に「いまから降ります」とか電話してしまった。到着は余裕のはずが、後述のように日没ぎりぎりになってしまったので、遭難通報されないかとひやひやした。

名残りのリンドウ
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上のほうはオオシラビソがメインの混合林でなかなか急である。注意してみればそれなりに豊かな森なのだろうが、やはり針葉樹が主だと見かけもやや地味で、道の土壌も少なくて滑りやすい感じがする。

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ここは境界がはっきりしていて、だいぶん降りて、丸森山だっったか温泉の裏の森まで来て、突然広葉樹林になる。やっぱり綺麗だ。温泉の近くは各種巨木が多く、これが関西ならバスで樹の見物に来そうだ。

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林を堪能して遅くなって降り付いたら、宿がみつからない。松川温泉の宿は3軒ずらりと並んでいるのだと思っていたが、実は自分らの泊まるところだけがバス停ひとつ前なのだった。日が落ちて、おお慌てて歩く。

素朴だがよい宿でご飯も地のものがおいしかった。

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一種のオンドル?というか蒸気暖房システムになっている。配管。

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